ブロンクス
マンハッタンの北東に位置する独立区。1641年に入植したオランダ人、ヨナス・ブロンクにちんなんでこの名がつけられたといわれている。かつては富裕層のためのアパートが建ち並ぶエリアだったが、一時期は “世界最悪の犯罪地区” といわれるほど、治安の悪化した時代もあった。近年、ニューヨーク市による積極的な治安対策、特に前市長のジュリアーニ氏の推し進めた、ニューヨーク市全体の治安の改善政策によって、状況は一変してきている。そのためか、他のエリアに比べて家賃の安いこの地域に、アパートを求める日本人人口も増えてきている。
近隣には国際野生生物保護公園(ブロンクス・ズー)や、ニューヨーク植物園(ニューヨーク・ボタニカル・ガーデン)などがあり、緑豊かなエリアでもある。ニューヨーク・ヤンキースの本拠地、ヤンキー・スタジアムなどが在る地下鉄6番線を北に上ると、大きなイタリアン・コミュニティーがあり、ロバート・デ・ニーロ監督、主演の映画「ブロンクス物語」の舞台としても有名。
西側のハドソン川沿いには、かつて皇太子妃雅子様もお住まいになっていた、リバーデールと呼ばれる最高級住宅街がある。
マンハッタン、ミッドタウンまで:ほぼ全域から地下鉄で約35分